池山五郎先生についての板谷氏の記録

池山氏の大阪らんちゅう1995年撮影



池山五郎先生が生前、板谷氏と話をしたことについて記事にさせていただきました

金魚飼育の経験からの貴重な話を公開させていただきます

泳ぎ方での選別と掛け違いについて

先生の説明:

魚が泳いでいる時にくるくると回ったり体の片方を強く振って泳ぐものは選別した方がいい。

選別した魚の中でたまたまいいのが残ることもあるが

尾が柔らかいことに変わりはなく、紛らわしいので選別します。

片方を強く振って泳ぐ魚は掛け違い、又は、付け違い、又は尾や尾筒が傾いている可能性が高く、いずれ泳げなくなることがあるので選別する。

掛け違いとは

魚を裏返して尾を見ると図(板谷作成)のようにずれているものをいう。

これは数ミリ単位でもずれているとなってしまう。
泳ぎで選別するのが分かりやすい。

板谷広義氏の記録より

板谷氏の説明:

6月の会話から分かるように子魚について、池山五郎先生が解説されました。色変わりまでの選別内容となります。 

多くの中から魚を選ぶ時にも役に立つ基本となる見方なので研究すると審美眼を養うことにもつながります。

血筋が濃くなることについて

近親交配はあまりしないほうがいい。どうしても早く改良しなければならないときに、近親三代までは掛けられるが、近親による弊害として、当才で目が出たり、目下に水泡が出るときはその親魚の子はダメになったということになるので使うことができない。

交配に使うと近親の弊害が強く現れやすく奇形がで安く、残すべき魚の強健で容姿の優れた魚が残せない。

又はいずれは血筋が絶えてしまう…

この対策として

私は三代目で弊害が出た場合は二代目の魚に別の血筋の離れた魚を掛け合わせするか、三代前の古い♂などの使えたら掛け合わせする方法を行います。

また、早く改良をする場合は血筋がそれほど濃くない血筋の場合は兄弟掛け三代連続で掛け合わせすることも行いました。

その場合は若い魚を掛け合わせをすると尾が柔らかい魚になりやすい性質、歩留まりが低下する可能性もあることは忘れてはなりません。

掛け合わせには3~5歳がいちばん強健です。
型については統一させたい遺伝的純度を高めたい場合は古い親5~8才を狙い掛けさせると良いですが、少し勢いが弱く、ゆったりした魚になります。

板谷広義氏の説明:

これは遺伝的な研究と血筋の問題に関する貴重な記録だと思います

 

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池山氏の大阪らんちゅう1995年撮影

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