らんちゅうの種類と歴史

金魚の歴史



高級金魚のらんちゅうを飼ってみたいと思っているけど、かぎられたスペースで飼育するなら惚れこんだらんちゅうの飼育や品評会に出していい成績をおさめることを考えている方もいらしゃるのではないでしょうか

特に金魚の中でもらんちゅうは昔から品評会でもっといい金魚を作りたいという先人が作りだした芸術作品だとも言えます

趣味としてらんちゅうの種類と歴史を感じながら、無理のないらんちゅう飼育をおすすめします

らんちゅうの歴史は受け継がれた人の歴史

 

東京を中心としたらんちゅうの歴史

らんちゅうの系譜

江戸時代から中国から渡ってきたらんちゅうの原型を初代石川亀吉氏(明治36年没)によって現在の形に近いらんちゅうを作りだしました。明治4年には初めてのらんちゅうの品評会が行われています。明治維新後にはらんちゅう飼育が盛んにおこなわれえていたことがうかがい知ることができます

らんちゅうの特徴である頭部の肉瘤(にくりゅう)の発達は2代目石川亀吉氏によって完成され現在に至ります。

東京から京都へ

初代石川亀吉氏から金魚を譲り受けた浅草の大地主鈴木徳次氏によって歴史が始まります。

時間とお金に恵まれた鈴木徳次氏はらんちゅうの研究に没頭し、当時の品評会である観魚会で優秀な成績を残しています。鈴木徳次氏の金魚の選別をしていた尾島茶尾蔵氏によって作りだされたのが幻のらんちゅうと言われている尾島系らんちゅうです

尾島茶尾蔵氏は戦時中の品評会でも3年連続東大関を作りだし、昭和16年に自身で味魚倶楽部を結成します

らんちゅうの品評会をご存じな方はわかると思われますが、品評会では欠点がない魚が上位になります。でも、品評会で上位は取れないキズはあるが、味わいのあるらんちゅうはいます

味魚倶楽部ではそういった味わいのある金魚を評価する会でもありました。

味魚倶楽部は昭和21年に愛魚会と名称変更が行われ、味わいのあるらんちゅうの魅力にたくさんの方が癒されたそうです

宇野仁松氏によって、東京中心のらんちゅうの会が昭和20年頃までには全国でらんちゅうの品評会が行われていました。

宇野仁松氏は愛魚会や観魚会でいい成績をおさめていた尾島茶尾蔵氏、盛田庄太郎氏(盛田氏の養魚場で愛魚会の品評会が行われていた)さらには観魚会の鈴木徳次郎氏、石川亀吉氏の優れたらんちゅうを度々買い求め、好みのらんちゅうを交雑して京都筋(宇野系らんちゅう)を創作しました

宇野仁松氏は芸術家で陶芸家の側面はらんちゅうの審査方法においても愛魚会の影響を大きく受けています

尾島系らんちゅう
尾島茶尾蔵氏のらんちゅう
  • 品位がある
  • 長手タイプ
  • 尾筒が太い
  • ハゲ模様
  • 骨格がしっかりしている
盛田庄太郎氏のらんちゅう
  • 小判型
  • 色彩が鮮やか

まとめ

いかがでしたでしょうか

らんちゅうは明治期、大正期、昭和期、平成期という長い歴史と沢山の先人によって現在のらんちゅうがいます

それぞれの会では毎年品評会が行われていてペットショップでは決してお目にかかれないすばらしい金魚を見ることができます

是非、ご自身の好みにあったらんちゅうがあれば買い求めて飼育を始めてみてはいかがでしょうか

参考文献

金魚    松井圭一著   株式会社保育社

 

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自営業|店舗のバックヤードで金魚飼育しています。金魚が好きな方との出会いを求めて、ブログを2018年10月から始めました。フェイスブックで金魚大完のグループも作りましたのでご参加お願いします