金魚の稚魚用のおすすめの餌(ひかりプランクトン前期・中期・後期とは)



金魚の針子にはブラインシュリンプを先ず与える方がほとんどだと思いますが、ブラインシュリンプで少し大きくしてから餌はどんなものを与えておられますか

餌の切り替えが時期・餌の種類によって、その後の金魚にとっていい影響も悪い影響も与える可能性があります

いい結果をお持ちの方はその方法で間違いはないと思いますが、あまりいい餌に恵まれていない方、知らない方におすすめしたい餌があります

金魚大完では現在販売されている稚魚用の餌の中で、金魚仲間の評判や管理人の使った感想からヒカリ(Hikari)ひかりプランクトン前期・中期・後期が某ランチュウブリーダーたちの間で使う方がいて、毎年いい成果をだしていますので、この餌を使った時の特徴・効果・餌の与え方などについて記事にさせていただきました

金魚の稚魚の餌としてヒカリ(Hikari)ひかりプランクトン前期・中期・後期

キョーリンの説明としては、錦鯉・ランチュウ・めだかなどに与えます。マイクロバインティング製法という栄養素が均等になるように細かくし、ep粒に固めてある。稚魚が消化しやすいという。

これをさらに微細に粉砕して極微量の強力なバインダーで粘結した製法であると言います。

特徴として、水中で溶けにくい、一粒の栄養成分が均一に安定しているといいます。

稚魚の発育のために特別に必要な栄養素を全て含み、稚魚の成長に合わせた、前期、中期、後期と稚魚の成長と口の大きさに合わせて給餌することにより成長の効率を高められるといいます。

餌の説明による目安として(凡その全長として)

  • 前期 4㎜~10㎜
  • 中期 20㎜前後
  • 後期 30㎜前後

原料は!?

フィッシュミール、小麦粉、オキアミミール、大豆ミール、ビール酵母、海藻粉末、スピルリナ、米ぬか、カロチノイド、ガーリック、アミノ酸(メチオニン)、粘結剤(ポリアクリル酸Na)、ビタミン類(塩化コリン,E,C,イノシトール,B5,B2,A,B1,B6,B3,葉酸,D3,ビオチン,B12)、ミネラル類(Si,P,食塩,Fe,Mg,Zn,Mn,Cu,I)

蛋白質 48%以上
脂質 3.0%以上
粗繊維 2.0%以下
水分 10%以下
灰分 18%以下
りん 1.3%以上

金魚の稚魚には人工餌がおすすめの訳は

金魚が孵化し、稚魚が泳ぎ出した針子のうちは特に動く餌しかなかなか食べてくれないため、生きた餌を与えることが大切です。

餌付けの5~10日は人工飼料を与えたことによる消化不良や餌が思うように食べられず弱って死ぬ魚が非常に多いです。

少なくとも孵化10日前後まではブラインシュリンプやミジンコ等の生きた餌をメインに与えることが望ましいです。

その後ようやく、沈んだ餌、例えば冷凍ブラインや冷凍ミジンコを食べるようになってから細かい稚魚用の人工餌を与えることが望ましいです。

同時併用か、徐々に稚魚用人工餌に切り替えて慣らしていきます。

沈んだ餌を食べるかどうかをしっかりと見極めておこなうべきです。

人工飼料を食べるようになるとブラインシュリンプをつくる手間が減りますから飼育が楽になりますが飼育水は生きた餌より持ちが悪いため、こまめに汚れたら替える必要はあります。

または、ブラインシュリンプが失敗した時にパウダー状の稚魚用人工餌や親にも与えているような人工餌を細かくすりつぶして与えるという方法でしのぐ場合もあります。

これは緊急時のみが望ましいです。

ひかりプランクトンとはとにかく成長も良く、良く食べて素晴らしいです。

毛仔から当歳まで与えて素晴らしい魚を作っているブリーダーもいます。

ランチュウでも親まで補助的にブラインシュリンプを少量与えて床や壁をつつく動作により頬の発達が促されるというブリーダーの意見もあり、細かいひかりプランクトンを蒔くことで壁や床をつつき、頬の発達を促せるのではないかと考えている方もいるようです。

ひかりプランクトンで秋の品評会に出せるサイズのランチュウが育てられることはここに書き記したいと思います。

顔について、口の細い魚、目先の長さをこだわる魚にも、この細かい餌が効果的であると思います。

金魚は大きな餌を与えると口や顔が太くなることが多いため、顔の細い魚を作りたい場合は口より小さい餌が望ましいです。

またイトメをついばむような動作、苔をつついて食べるような動作を行わせると細い顔を造る点からいい影響を与えます。

顔については容姿同様、個体差や、環境要因、遺伝形質、などあるためそうならない魚もありますが、飼育、つまり、環境要因で形質を助長させたりできる割合があるというところです。

例えば、島根県の天然記念物の出雲なんきんは飼い70%、質30%と言われるほど、飼い方で変わってしまいます。

餌のやり方、水の管理、水温、飼育のタイミングを狙い造る技術などで体が丸々になって筒が短くなりすぎたり、目先がなくなって品を失うことが多々あります。

同様に土佐錦も同じく天然飼料のイトメ(イトミミズ)が確保が困難であるため、人工飼料での給餌による飼育方法が研究されているのです。

愛知県の天然記念物で品において、また振る舞いにおいて貴族的な金魚である地金という魚は、金魚の中では体質の弱い分類に入り、飼育は常に腹八分か七分が無難とされています。

この地金は血縁関係の濃さからからくるであろう奇形の中で口の奇形が多い魚です。また、消化を高めようと練り餌にして水分量を上げて与えたりした場合も団子状の練り餌をついばむ時に粘りけや硬めに造ると口や顎が外れたりすることが時々あり、後天的に他品種よりも顎や口が曲がるといった問題が起きやすい腹(一腹の魚たち)が時々出ることもあります。

この対策としても粒の細かいひかりプランクトンを給餌することにより健全な飼育ができる確率が高まる訳です。

また、粒の大きい餌よりも餌の体の小さい稚魚や青子の腹出しのコントロールがしやすく繊細な魚造りができます。

稚魚・青子の成長をブラインシュリンプとひかりプランクトンを併用して効率的に栄養価を高めて成長率を伸ばしたり、人工飼料のひかりプランクトンに早めに切り替えて、手間が掛からず、魚造りをできるメリットは大きいと思います。

金魚の稚魚のベストな成長速度とは

水温により孵化するタイミングはかわりますが、約19℃で5日で孵化したと仮定して、その稚魚は大きさは4~5㎜と非常に小さく体は半透明でまだ鱗はなく、目が黒色で光が当たるとギラギラ銀色に反射します。

孵化してはじめの2日ぐらいはヨークサック(さいのう)から栄養分をとり泳げるように体も少し成長していきます。

泳ぎ出して1日ほどしてから本格的に食べたしますが、この段階でブラインシュリンプやミジンコを与えることが一般的になりました。

昔は孵化してから茹で卵の黄身を固た茹でして和菓子に使う越し布のようなものにいれ水中で揉んで細かい粒子の黄身を数日は与えました。

現在では水の痛みなどの可能性からおこなわれませんが、口に入る細かい餌を与えることは魚にはいいことなのです。

ブラインを3日~5日目の10日目~12日目、尾が少し開きシャモジのようになります。

半月のようにみえるようになったら第一回目の水換えと選別を行います。

例外として、らんちゅうブリーダーや金魚マニアの方には例えば、孵化して3日置きに水換えする方もいます。

これは飼育技術なのでいろいろなやり方があります。

良い魚を作る方は様々な工夫をして研究しています。

あくまでも、ここでは基本の内容として紹介します。

孵化して、10~12日目で全長1センチぐらいが理想です。

そのためにも、はじめの一週間は少な目に回数を2~3回与え、孵化して一週ぐらいしたら溶かした塩水を飼育水に入れ0,04~0,08%ぐらいいれるとブラインが半日ほど生きています。

それにより魚の成長も上がります。

それから水の様子を見ながら3~4日ペースで水換えして、その度に選別していきます。

飼育容器の広さにたいして、また、水量にたいしての魚の密度が少ないほうが魚の成長は高まります。

できる限り減らすか、容器を増やして飼育密度を低くすることが大切になります。

孵化して二週間目約15日目ほどになると1,5センチぐらいに成長してまいります。

尾の良し悪しが段々とはっきりしてきますからどんどん選別していいものを残していくといいです。

三週間目約20日目は、2センチぐらいがいいでしょう。1ヶ月目は2,5センチを目標にしたいです。

2ヶ月目は4センチぐらい、3ヶ月目は5~6センチを目標にするといいです。

但し、これは丸物、ピンポンパールなどには当てはまりません。その点は注意して下さい。

らんちゅうや大阪らんちゅう、津軽錦などの長さの魚の目標とします。

和金タイプはさらに一回り大きくなると思います。

もし、稚魚が餌を食べない時金魚の稚魚の餓死をさけるには

一般的には人工飼料による消化不良でしんでしまうことが多いです。

これはまず、良質な餌を使うことが大切であり、魚の嗜好性が高くなければなりません。

色や匂い、そして稚魚の場合は水中を漂うようにブライン運動することが望ましいです。

孵化して15日目ぐらいするとブラインシュリンプの死んだ餌、沈んだ餌も食べてくれるようになれば細かい人工餌を食べてくれ安いですが、それまでは水中を漂い動いてみえること、又、沈む前に食べさせることがポイントになります。

初期の頃から人工飼料食べさせる場合は100%ではなく、餌を与えて5日ほどしてから補助的に使いだんだん慣らしていき、12日目から食べることが確認できれば徐々に切り替えることが望ましいです。

初期から飼料100%で餓死する個体も多く、また、消化不良で死んでいく魚もいてなかなか生存率があがりません。

もちろん、100%生きたブラインシュリンプやミジンコが理想ですがコストや手間から使ってみるのもいいと思います。

ひかりプランクトンは三段階のサイズがあるので使い分けることでコストと手間を押さえることができます。



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ABOUTこの記事をかいた人

金魚愛好家兼金魚ライター|現在は大阪らんちゅう愛好会会長代理・各愛好会の運営などに携わりながら、愛好会などで後進の育成にも力をいれております。金魚専門雑誌などへの執筆多数。ブログでは金魚、めだか、鯉などの最新情報を発信しています 専門分野は金魚の歴史です 昔の金魚の話や写真などお持ちの方はご一報いただければ幸いです